【2022年】入試の仕組みが分からない…長崎県・公立高校の入試システムを解説！

前期選抜

1. 公立高校入試は2021年度（令和3年度）から、推薦入学者選抜（中学校長推薦）が前期選抜となりました。
2. 2月上旬に実施し、募集定員は、全募集定員の5～50％の範囲で、各高校が学科別に定めます。
3. 中学校長の推薦は不要で、希望すればすべての受検生が出願できます。
4. 各高校の特色をいかした「A特色選抜」と、文化・スポーツで優れた資質を有し、活動を継続する人が対象の「B文化・スポーツ特別選抜」の2つの志願区分があります。
5. 「A 特色選抜」の選抜は、内申書と志願理由書、その他必要な書類のほか、県教育委員会の作成した全校共通の基礎学力検査（国語・数学・英語をあわせて60分）、面接、プレゼンテーション、実技、作文・小論文の中から、各高校が実施する検査を選択します。プレゼンテーションは与えられたテーマについて発表し表現力等をみるなど、2021年度は6校で実施します。
6. 「B 文化・スポーツ特別選抜」の選抜は、内申書、志願理由書などのほか、県教育委員会の作成した全校共通の基礎学力検査（国語・数学・英語をあわせて60分）、面接、実技、作文・小論文の中から、各高校が実施する検査を選択します。
7. どちらの選抜も各検査の比重は高校ごとに定め、特色に応じた選抜資料、方法で受検生の学ぶ意欲や多様な能力を評価します。
8. 前期選抜で合格とならなかった場合は、後期選抜に志願できます。

後期選抜

1. 公立高校入試は2021年度（令和3年度）から、一般入学者選抜が後期選抜に変わりました。
2. 3月上旬、全日制のすべての高校・学科が実施し、募集人員は、募集定員から前期選抜の合格者を差し引いた人数です。
3. 後期選抜では、一度願書を提出した後に志願先を変更する「志願変更」が廃止されます。
4. また、学力検査問題（数学・英語）での難度の異なる2つの問題（A問題・B問題）も廃止し、教育委員会作成の問題は1種類になります。5教科の学力検査（国・社・数・理・英（聞き取りテストを含む）各50分）と面接を実施し、内申書、学力検査の成績、面接の結果などから総合的に判定します。
5. 従来は内申書と学力検査は同等に扱いましたが、後期選抜では、内申書、その他必要な書類、学力検査、面接については各高校でそれぞれ比重を決めて選抜を行います。学力検査で傾斜配点を実施する場合もあります。