【2022年】入試の仕組みが分からない…滋賀県・公立高校の入試システムを解説！

推薦選抜・特色選抜

1. すべての高校は推薦選抜、特色選抜のいずれかを実施し（推薦選抜と特色選抜の検査の日程は同じ）、2021年度の実施校は、推薦選抜32校、特色選抜15校でした。
2. 推薦選抜の募集枠は、普通科の多くが募集定員の30％、総合学科の多くが40％、専門学科は40％以上です。中学校長の推薦が必要で、各高校・学科が示す推薦要件（求める生徒像）を満たすことが条件となります。
3. 選考は、推薦書、内申書と、面接、作文または実技検査（各高校が2つ以内を実施）の結果を資料として行います。
4. 特色選抜の募集枠は、高校・学科によって異なり、募集定員の25～50％となります。
5. 中学校長の推薦は不要ですが、志願理由書の提出が必要です。
6. 特色選抜の平均受験倍率は、例年、約3.5倍と高倍率になります。
7. 選考は、口頭試問、小論文、総合問題、実技検査の中から各高校・学科が定める2つ以上の検査を行います。
8. 当日の検査：内申書の評価の比率は、7：3、6：4、5：5の中から高校・学科ごとに定めます。2021年度は、石山高校音楽科を除くすべての高校・学科で小論文を実施しました。また、すべての高校・学科で総合問題を実施し、50分の検査が2コマで行われ、論理的思考力をはかる問題が出題されます。

スポーツ・文化芸術推薦選抜

1. スポーツ・文化芸術推薦選抜は、スポーツ強化拠点校と文化芸術推進強化校が、指定された競技・部門・種目について実施します。
2. 出願には各校が示す推薦要件を満たすことと、中学校長の推薦が必要です。
3. 同一課程・同一学科なら推薦選抜または特色選抜との併願が可能で、推薦・特色選抜と同日の1日で実施、2021年度は19校が募集しました。
4. 選考は、内申書、スポーツ・文化芸術推薦選抜推薦書、実技検査（全員）と、面接、作文または小論文のうちから1つ、特色選抜の総合問題（一部の高校で実施）の結果をもとに総合的に選抜します。学力検査・面接・作文（実施する場合）などを総合した成績で行います。

一般選抜

1. 一般選抜は、すべての高校・学科で実施し、全員が5教科の学力検査を受けます。
2. 選考は、おもに学力検査の成績（5教科500点満点）と内申書の内容で行います。
3. 学力検査の得点と内申書の評価の比率は7：3、6：4、5：5の中から高校・学科ごとに定めます。
4. 学力検査に加えて、面接、実技検査、作文のいずれかを実施する場合は点数化（50～100点満点）します。
5. 学力検査で傾斜配点を実施する高校・学科もあります。