神奈川県公立高校の入試の仕組みが分かりません…
神奈川県公立高校の入試のポイントは、入学試験（学力検査）は1回のみですが、合否判定は第1次選考と第2次選考の2回に分かれて行われます。
第1次選考と第2次選考では何が違うのですか？
合否判定に使う資料が違います。第1次選考では、内申書（調査書）、学力検査、特色検査（実施された場合）を使いますが、第2次選考では、内申書（調査書）を使いません。
つまり、内申書が悪くても第2次選考で受かるかもしれないということですか？
可能性はありますが、第2次選考は募集人数の10％しか合格者の枠がありません…なので、第1次選考で合格するために、内申書がとても重要です。
神奈川県 公立高校入試日程｜2024年度
| ■ 出願受付日 |
| 2024年1月24日（水）～1月31日（水） |
| ■ 志願変更日 |
| 2024年2月5日（月）～2月7日（水） |
| ■ 検査日 |
|
| ■ 追検査日 |
| 2024年2月20日（火） |
| ■ 合格発表日 |
| 2024年2月28日（水） |
| ■ 備考 |
※学力検査は2/14、連携型中高一貫教育校連携募集の面接・特色検査は2/15、インクルーシブ教育実践推進校特別募集は2/15・2/16のうち高校長の定めた期日に実施。 |
神奈川県 公立高校 内申書・調査書
内申書の評定（内申点）は中2と中3の9教科の成績を5段階評価（中3の成績は2倍）して点数化し、計135点満点となります。ただし、3教科の範囲内で2倍まで特定の教科を重点化する場合があります。
▶ 神奈川県 共通選抜 内申点の内訳
【中学2年の内申点】
- 9教科5段階の評定（9×5＝45点満点）
【中学3年の内申点】
- 9教科5段階の評定×2（9×5×2＝90点満点）
神奈川県 公立高校入試 検査内容
（１）入学者選抜は「共通選抜」の1回
入学者を選抜するための検査は、共通選抜の1回です。原則として、全員に5教科の学力検査と面接が課されます。高校・学科によっては特色検査（実技検査または自己表現検査）を実施する場合もあります（その場合、学力検査を3教科まで減じることもあります）。
（２）特色検査は総合的な能力や特性をみる
特色検査は、共通の学力検査や面接では測定が難しい総合的な能力や特性を見る試験で、自己表現検査と実技検査があり、自己表現検査はさらに記述形式とグループ討議形式に分かれる。なかでも記述形式は教科横断的な内容など、学力検査よりも深い思考力・判断力・表現力を問う難問が出題されます。
神奈川県 公立高校 選抜方法
共通選抜では、2段階に分かれて選考が行われます。
（１）第1次選考
募集人員の90％まで選考される
- 内申書の評定（中2＋中3）
- 学力検査の結果
- 面接の結果
- （特色検査の結果）
※各選抜資料ごとに取り扱う比率は高校の裁量により異なる。
（２）第2次選考
募集人員のおよそ10％が選考される
- 学力検査の結果
- 面接の結果
- （特色検査の結果）
※資料の一部が整わない受験者にも配慮し、内申書の評定を用いずに募集人員まで選考する。