出版社文英堂
対象者偏差値60以上の高校を受験する人
難易度標準・発展レベル
語彙数1700語

・おすすめポイント
「評論」→「小説」→「成語」とジャンルごとに分類され、1ページ12語で構成されているので学習しやすいです。自分が苦手、または必要だと思うジャンルの語彙だけ覚えるのもおすすめです。読解が苦手という人の多くは、語彙が不足していますので、本書で語彙数を増やすことおすすめします。

・注意点
語彙を覚えただけでは入試での得点アップにはつながりません。重要なことは、覚えた語彙を文章の中で使えることです。文章の中で難しい言葉が出てきても、即座に意味が分かり、スムーズに文章を読めるようになれば、語彙を使いこなしているということです。ですので、覚えただけで終わるのではなく、様々な文章を読み、使える語彙にしていくことが大切です。

おすすめの暗記法

目標

  • 1週間で50語覚える

1日の学習時間

  • 15分~20分

学習方法

  • 1語につき3回「語彙」+「意味」を音読
  • 1日50語の音読を1週間繰り返す
  • 1週間の最後に50語の意味をテスト

評論編:1~653

  • 表現
  • 文芸
  • 政治・経済
  • 人間関係
  • 考え方・生き方
  • 宗教
  • 自然・科学
  • 対で覚える語

の8つのジャンルで構成されています。国語の入試では「評論問題」が必ず出題されます。ですので、国語が苦手だという人は、評論編の語彙だけでも学習することをおすすめします。また、難関校を狙っている学生で、国語で高得点を目指すなら、評論編に収録されている語彙は、意味が分かるようにしておくと良いでしょう。語彙が分かれば、難解な文章を読み進めるカギとなるので、読解スピードも高まります。

小説編:654~1336

  • 心理を表す語
  • 態度を表す語
  • 様子を表す語
  • 動作・行為を表す語
  • 性質・人物像を表す語
  • 人物の関係を表す語
  • 情景・状況を表す語

の7つのジャンルで構成されています。すべて覚えようとするのではなく、まずは一つのジャンルを覚えることから始めても良いです。覚えた語彙を実際に読解問題の中で使えるようになると、語彙の重要性がつかめるようになります。

成語編:1337~1700

  • 慣用句
  • ことわざ
  • 故事成語
  • 四字熟語

の4つのジャンルで構成されています。成語自体が設問として問われることもあるので、知識があると他の受験生に差をつけることができます。とは言え、すべて習得するには多くの時間を要するので、まずは小説編までの語彙を繰り返し覚えることをおすすめします。そこまで完璧に習得でき、さらなる得点アップを目指す場合に学習すると良いです。