たくさん本を読む方は、読んだ本や感想を忘れないように記録したり、読書仲間と共有したい気持ちも大きいのではないでしょうか。そんなときに便利なのが読書アプリです。

読書アプリでは、本の感想を蓄積できるのはもちろん、読んだ本や持っている本を、本棚やカテゴリーで整理できます。他の本好きさんとの交流や、SNS連携ができるアプリも多く、読書家の皆さんの強い味方となっています。

この記事では、おすすめの読書アプリを5つピックアップしました。それぞれの特徴を紹介し、アプリを比較するポイントもお伝えします。ぜひ読書スタイルに合わせて活用してください。

おすすめの読書アプリ5つ

最初におすすめの読書アプリを紹介します。歴史の長いアプリから、近年発表されたアプリまで、個性の異なる5つを集めました。

ブクログ

ブクログは、20年以上続く老舗の読書アプリです。感想や蔵書の共有機能や、SNSシェア機能が充実しており、読書を通じた交流を楽しみたい方におすすめです。新刊通知やランキングも豊富なため、新しい情報がどんどん欲しい方にも楽しめるでしょう。

無料でも十分に活用できますが、月額制のプレミアム会員になると広告非表示やフォルダ機能、「あなたへのおすすめ」機能などが解放され、さらに便利に利用できます。

SNS機能
読書量のグラフ化
バーコードスキャン
図書館連携×
有料プランあり

読書メーター

読書メーターも、老舗でユーザー数の多いアプリです。感想の文字数が255文字までに制限されているのが特徴で、ポイントを絞って書きやすく、他の人の感想も読みやすいメリットがあります。一方で、星の数による本の評価が表示されないため、先入観を持たずに本を選べる面もあります。

読書メーターでは、読んだ本の冊数だけでなく、ページ数もグラフで可視化できるのも特徴的です。読書量を細かく数値化してモチベーションにしたい方に最適です。

SNS機能
読書量のグラフ化
バーコードスキャン
図書館連携×
有料プランなし

読書管理ビブリア

読書管理ビブリアは、賢者のキャラクターが持ち味のシンプルなアプリです。本のお気に入り度を星で登録できたり、読書メモの文字列すべてを対象にした検索機能があったりと、使い勝手も良好です。1人でじっくり読書記録をつけたい方に相性が良いでしょう。

ユーザー同士の交流機能はありませんが、SNSへのシェア機能があるほか、ブクログ・読書メーターへのリンクも設置されています。こうした交流系のアプリと、うまく使い分けるのもおすすめです。

SNS機能×
読書量のグラフ化
バーコードスキャン
図書館連携×
有料プランなし

My読書ノート

My読書ノートは、図書館をよく利用する方や、友人と本を貸し借りする方におすすめの読書アプリです。返却予定日の管理や通知機能があり、返し忘れを防げます。また、登録した図書館の蔵書や貸し出し状況を確認でき、予約ページへ直接アクセスも可能です。

本に付与するステータスやカテゴリを自由に編集できるため、細かく分類したい方にも使いやすいアプリです。

SNS機能×
読書量のグラフ化
バーコードスキャン
図書館連携
有料プランなし

Reads

Readsは、本の読める店fuzukue(フヅクエ)がプロデュースする読書アプリです。「読み始めた」「ふと思い出した」といった自由なタグをつけられ、読書へのプレッシャーが軽くなるよう配慮されています。目に優しい配色も特徴的です。

SNS機能は「いいね」数やフォロワー数が表示されない適度な距離感で、途中まで読んだ本でも気軽に投稿できます。ゆるいつながりを感じながら、心地よく読書を楽しみたい方におすすめです。

SNS機能
読書量のグラフ化×
バーコードスキャン
図書館連携△(※)
有料プランあり

※蔵書検索リンクの表示のみ

読書アプリを比較するポイント

5つの読書アプリの比較ポイントを表にまとめました。これらのほかに、感想文を書ける自由度と、分類の細かさも大きな要素です。他のアプリを検討する際も参考にしてください。

SNS
機能
読書量の
グラフ化
バーコード
スキャン
図書館
連携
有料
プラン
備考
ブクログ×あり
読書
メーター
×なし
読書管理
ビブリア
××なしAppleのみ
My読書
ノート
×なしAppleのみ
Reads×△(※)あり

※蔵書検索リンクの表示のみ

感想文の自由度

感想文の書きやすさは、読書アプリを選ぶ際に重要な要素です。多くのアプリでは長文の感想を書けますが、読書メーターのように短文に特化したアプリもあります。じっくり感想を書きたいなら長文対応、手軽にまとめたいなら短文形式、と希望に合わせて使い分けができそうです。

また、読書管理ビブリアでは、1冊の本にメモと感想の2つのテキストを紐付けられます。Readsでは、同じ本について何度でも投稿可能です。イメージする使い方に合ったものを探してみましょう。

分類の細かさ

本の分類機能は、読んだ本の整理のしやすさに直結します。多くのアプリで「読んだ本」「読みたい本」「積読本」といったステータス管理ができるほか、My読書ノートのように、カテゴリーやタグを自由に設定できるものもあります。

また読書管理ビブリアは、タグ付けの機能はありませんが、感想文を横断検索できるため、文章中にタグ代わりの文言を入れることで代用可能です。気に入ったアプリにタグ機能がない場合は、使い方の工夫でカバーできるかもしれません。

SNS機能の有無と濃さ

本を通した交流や新しい発見を楽しみたい方には、ブクログや読書メーターのように、感想をシェアする機能が充実したアプリがおすすめです。逆に、他の人の声に惑わされずに本と向き合いたい方にはSNS機能のないシンプルなアプリが向いています。

Readsのように適度な距離感のSNS機能は、交流とプライベートな記録のバランスを取りたい方に良い選択肢でしょう。記録用アプリとSNSアプリの併用も考えられます。読書を通じた交流をどれくらい求めるか考えて選んでみてください。

読書量の数値化・グラフ化

読書量をグラフで見られる機能は、読書を続けるモチベーションに繋がります。特に読書メーターは、読んだページ数まで表示してくれるので、細かい記録を取りたい方におすすめです。

一方、Readsにはグラフ化機能がありません。ここには「読み切らなければ」というプレッシャーを感じて欲しくない、という設計思想が現れています。数字にとらわれず自由に読書を楽しみたい方は、グラフ機能がないアプリも検討してみましょう。

本の登録しやすさ

本をたくさん読む方にとって、登録のしやすさは重要なポイントです。今回紹介したアプリはすべてバーコード読み取り機能があり、新刊や手元の本を瞬時に登録できます。また、手動登録もすべてのアプリで可能となっており、古い本や同人誌なども登録できます。ただしブクログのように、手動登録では表紙画像を登録できないアプリもあるため、よく利用する場合は確認してみましょう。

図書館連携機能

図書館をよく利用する方には、図書館連携機能が便利です。特にMy読書ノートは、複数の図書館を登録して蔵書と貸し出し状況を一覧でき、返却日を自動登録する機能もあります。Readsも蔵書検索サイトへのリンクが表示されるため、図書館利用者と相性が良いでしょう。

無料・有料の範囲

有料プランがあるかどうかもチェックポイントです。今回紹介した5つのアプリは、どれも基本的に無料で利用できます。

有料プランがあるのはブクログとReadsで、どちらも広告非表示や限定機能といった特典を受けられます。まずは無料で試して、さらに快適に使いたいと感じたら有料プランを検討するのが良いでしょう。

読書アプリで広がる新しい読書の楽しみ方

今回は、おすすめの読書アプリ5選と、アプリを探すときの比較ポイントを紹介しました。

SNS機能で読書を通じた交流を楽しみたいならブクログ読書メーター、静かに記録をつけたいなら読書管理ビブリアMy読書ノートといったアプリが候補となります。また、図書館利用が多いならMy読書ノート、数字にとらわれず自由に読書したいならReadsと、それぞれの読書スタイルに合わせて最適なアプリは変わります。

まずは気になったアプリを実際に試してみることをおすすめします。読書アプリで、新しい読書体験を重ねていきましょう。

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