今回は、日本文理学院高等部様にインタビューさせていただきました!
まずは自己紹介をお願いします
日本文理学院高等部で学院長を務めております梅木と申します。
当学院の運営のほか、放課後デイサービスWishの理事長としても、学校に行きづらさを感じているお子さんや、発達に特徴のあるお子さんの学びと成長を支援しています。
私たちが大切にしているのは、その子を学校の枠に合わせることではなく、一人ひとりが持っている個性や可能性を見つけ、それを将来につなげていくことです。
日本文理学院高等部は、どのようなフリースクールですか?
日本文理学院高等部は、通信制高校に通う生徒を支援するサポート校です。
学校に行きづらさを感じているお子さんや、集団の中では自分らしく過ごしにくいお子さんが、安心して学び直し、将来の選択肢を広げられる場所を目指しています。
高校卒業資格の取得を支えることはもちろんですが、それだけが目的ではありません。勉強、人との関わり、さまざまな体験を通じて、自分の得意なことや本当にやりたいことを見つけてもらうことを大切にしています。
「学校に通わせる場所」というよりも、「その子がもう一度、自分の未来を考えられるようになる場所」と表現するほうが近いかもしれません。
フリースクールを設立しようと思ったきっかけを教えてください
学校に行けなくなったことで、自信を失い、「自分には何もできない」と思ってしまうお子さんや、その姿を前に悩み続ける保護者の方を多く見てきたことがきっかけです。
ただ、子どもたちと実際に向き合ってみると、能力や意欲がないわけではありません。従来の学校の環境や、決められた学び方が、その子に合っていなかっただけというケースが非常に多いのです。
学校に合わないことと、社会で生きていく力がないことは、まったく別の話です。それならば、一人ひとりに合った方法で学び、その子の個性を強みに変えていける場所をつくりたい。そう考えたことが、この学校づくりの原点です。
どのようなお子さんが通われていますか?また、どんなお子さんにおすすめですか?
中学校や高校で不登校を経験したお子さん、現在の学校になじめず転校を考えているお子さん、大人数での集団生活に疲れてしまうお子さん、発達面に特徴のあるお子さんなど、さまざまな生徒が通っています。
学校に通っていなかった期間があり、勉強の遅れを心配しているお子さんもいます。一方で、大学進学を目指して本格的に勉強したいという生徒もいます。
そのため、「学校に行けない子だけの場所」というわけではありません。自分のペースで学びたい、少人数の環境で人との関わりを少しずつ取り戻したい、得意なことを見つけたい、将来の選択肢を増やしたいというお子さんにおすすめです。
日本文理学院高等部ならではの特徴や強みを教えてください
一番の強みは、生徒を一つの型に当てはめず、一人ひとりに合わせて支援することです。
学校の補習の他に英会話やプログラミングも取り組んでいます。
学習面では、必要であれば小学校や中学校の内容まで戻り、「どこから分からなくなったのか」を一緒に確認します。その一方で、大学進学や難関大学受験を目指す生徒には、現役東大生のチューターや経験豊富な講師による指導も行っています。
また、勉強だけではなく、専門分野で活躍する方の話を聞く機会や、イベント、課外授業などを通じて、さまざまな生き方に触れられることも特徴です。
さらに、カウンセラーによる心のサポートや保護者の方への支援も大切にしています。放課後等デイサービスの制度を利用できる場合には、費用を抑えて学習や進路のサポートを受けられる仕組みも整えています。
高校を卒業することだけではなく、卒業後も自分の力で人生を選んでいけるようにすることが、私たちの目指す教育です。
学校に行きづらさを感じているお子さんや、その保護者の方へメッセージをお願いします
まず、お子さんにお伝えしたいのは、今、学校に行けていないからといって、あなたの可能性がなくなったわけではないということです。
立ち止まることや遠回りすることは、決して失敗ではありません。その経験があるからこそ分かることや、人に優しくなれることもあります。今いる場所が合わないのであれば、別の場所や別の学び方を選んでもいいのです。
保護者の方も、「何とか早く学校へ戻さなければ」と、ご自身を追い詰めないでいただきたいと思います。まずは、お子さんが安心できる状態を取り戻すことが大切です。
子どもにはそれぞれ違うペースがあり、その子に合う環境があります。ご家庭だけで抱え込まず、まずは一度お話を聞かせてください。お子さんにとってどのような選択肢があるのかを、一緒に考えていきたいと思っています。

