今回は、フリースクールわくにこ様にインタビューさせていただきました!

まずは自己紹介をお願いします

フリースクールわくにこ代表の中村友理恵です。

東京都葛飾区出身で、現在は小学生の娘を育てながら、フリースクールの運営
をしています。もともと教育に関わる仕事がしたいという思いが強く、学生時代か
らずっと子どもたちと関わる仕事をしてきました。

きっかけの一つになったのは、書道の先生をしていた祖父の存在です。子どもた
ちに書道を教える祖父の姿を身近に見てきたことや、高校時代に出会った素晴ら
しい先生方との経験から、自然と「先生っていいな」「いつか自分の教室を持ちた
い」と思うようになりました。

子ども向け英会話教室、発達支援、学習支援、オンラインでの教育活動など、さ
まざまな形で子どもたちと関わる中で、「学校という場所が合わないからといっ
て、その子の学ぶ力や可能性まで否定されてしまってはいけない」と強く感じるよ
うになりました。

そして2025年、地元・葛飾区でフリースクールわくにこをスタートしました。

フリースクールわくにこはどのようなフリースクールですか?

「子どもが自分らしくいられて、自分の未来を自分で考えていける場所」です。

「自分は何が好きなんだろう」
「どうしたら楽しいんだろう」
「この人はどうしてこんなふうに考えるんだろう」
「自分はこれからどうしたいんだろう」

そんなことを考えたり、誰かと話したり、実際に体験したりする中で、自己理解と
他者理解を深め自分らしく生きていくためのヒントをつかみます。

そのため、季節のイベント、畑での活動、遠足、毎月の誕生日会、特別授業な
ど、さまざまな体験を大切にしています。

フリースクールを設立しようと思ったきっかけを教えてください

大きなきっかけの一つは、娘が学校に行き渋るようになった経験です。当時、娘
が安心して過ごせる場所を探したのですが、身近なところに選択肢が少なく、「子
どもに合った居場所を見つけることって、こんなに大変なんだ」と実感しました。

その経験から、同じように悩んでいる子どもたちや保護者の方のために、安心し
て過ごせる居場所をつくりたいという思いが強くなりました。

また当時は、「子どもたちの居場所をつくるために、もっと学びたい」と考えていた
ことから、実際にフリースクールで勤務しながら、さまざまな子どもたちと関わって
いました。

ただ、その中で人生の中でも一番大きく体調を崩してしまい半年間休業しまし
た。

そこから少しずつ体調が回復し、「これから自分は何をしていこう」と考えたとき
に、もう一度、自分の原点に戻ってみました。

そこで浮かんだのが、
「自分の教室をつくるなら、今なんじゃないか」という思いでした。

これまでさまざまな教育現場で経験してきたこと、そして一人の保護者として当事
者として感じてきたこと、そのすべてを活かして子どもたちの居場所をつくりたい。

ただ「学校に行けない子のための場所」をつくるのではなく、子どもたちが自分ら
しく過ごし、自分の未来について考えていける場所をつくりたい。

そして、保護者の方にも「ここに相談していいんだ」と思ってもらえるような場所に
したい。そう考えるようになり、「さまざまな教育現場での経験をフル活用し、保護者・当事者としての視点も持ちながら、社会に貢献できるフリースクールをつくろう」と決意しました。

どのようなお子さんが通われていますか?また、どんなお子さんにおすすめですか?

小学生から中学生まで、さまざまな子どもたちが通っています。

学校に行きづらくなった理由も、子どもによって本当にさまざまです。

「学校に行こうとすると疲れてしまう」
「人間関係が難しい」
「集団生活が合わない」
「勉強についていくのがしんどい」
「学校に行くこと自体に意味を感じられない」

一見すると同じ「不登校」という言葉でまとめられてしまいますが、一人ひとり抱え
ているものは違います。

だからこそ、わくにこでは「不登校だからこうする」という決められた形を押しつけ
ないようにしています。

特におすすめしたいのは、「自分のペースで過ごしたい子」「好きなことをとことん
やってみたい子」「人と関わることに少し疲れているけれど、本当は誰かとつなが
りたい子」です。

そして、「学校に戻ること」だけをゴールにしていないことも、わくにこの大切なとこ
ろです。

進学や別の学び方、将来やりたいことを見つけることなど、子どもによって目指す
場所は違います。

私たちは、その子自身が「自分はどうしたい?」と考えられるようになることを大
切にしています。

フリースクールわくにこならではの特徴や強みを教えてください

一番の特徴は、「子どもを変えようとするのではなく、子ども自身が変わっていく
力を信じること」だと思っています。

わくにこでは、子どもたちの「やってみたい」をできるだけ大切にしています。

イベントをするときも、大人が全部決めて子どもたちが参加するのではなく、子ど
もたち自身が企画を考えたり、役割を決めたりします。

活動の中では、うまくいかないこともあります。意見がぶつかることもあります。
でも、それも含めて学びだと思っています。

「どうしたらみんなが楽しめる?」
「自分はどうしたい?」
「相手はどう思っている?」

そうやって考える経験の積み重ねが、将来、自分の人生を自分で選んでいく力に
つながっていくと考えています。

また、スタッフが教育現場での経験が豊富なことも、わくにこの強みの一つです。

できないことに目を向けるのではなく、「この子は何が得意なんだろう」「何なら夢
中になれるんだろう」と考える。そんな関わりを、スタッフみんなで大切にしていま
す。

学校に行きづらさを感じているお子さんや、その保護者の方へメッセージをお願いします

まず、お子さんが学校に行けなくなったときに、保護者の方が「どうして?」「この
ままで大丈夫なの?」と不安になるのは当然のことだと思います。

私自身も子どもを育てる親だからこそ、子どものことを心配する気持ちはよく分か
ります。

でも、学校に行けないことと、その子の未来がなくなることは、決して同じではあり
ません。

むしろ、その子に合った環境や学び方を見つけることで、それまで見えていなか
った才能が見つかることもあります。

だから、今すぐ答えを出さなくても大丈夫です。

まずは、お子さんが安心して過ごせる場所を一緒に探してほしいと思っていま
す。

そして、保護者の方にも一人で抱え込まないでほしいです。

わくにこは、子どもたちの居場所であると同時に、保護者の方にとっても「ちょっと
相談してみよう」と思える場所でありたいと思っています。

「学校に行かせるか、行かせないか」という二択ではなく、「この子にとって、今どんな環境が必要なんだろう?」というところから、一緒に考えていきましょう。

子どもの人生には、学校だけではない道がたくさんあります。

その道を一緒に探しながら、子どもたちが「自分の人生、けっこういいかも」と思
える未来をつくっていきたいと願っています。

☆学習面でのサポートも行っています☆
フリースクールでの居場所づくりに加えて、学習面をサポートする
「わくにこ自由学習ルーム」も運営しています!

「学校の勉強についていくのが不安」
「自分のペースで勉強したい」
「塾のような雰囲気は合わない」
「勉強したいけれど、何から始めたらいいかわからない」

そんな子どもたちが、一人ひとりに合ったペースで学べる場所です。

ただ勉強を教えるだけではなく、「自分で学ぶ力」を育てることを大切にしています。

☆学習計画の作成、わくにこオリジナルの非認知能力向上プログラムがあります!

フリースクールとはまた違った形で、子どもたちの「学びたい」「やってみたい」という気
持ちを応援しています。

学習についてのお悩みや、学校・塾以外の学び方を探している方も、ぜひお気軽にご相談く
ださい。

わくにこ自由学習ルームの詳しい内容はこちら
https://studyroom.wakuniko-katsushika.com/